2023年11月7日午後、趙松吉笹川同学会日本支部会長、李亜範副会長(常務)、蔡偉華事務局長は、中国大使館を表敬訪問しました。

2023年3月19日(日)午後、4年ぶりに対面(ウェブ配信のハイブリッド形式)で笹川同学会日本支部2022年度総会・学術セミナーが開催されました。

2022年年3月27日午後、オンラインで笹川同学会日本支部2021年度総会・学セミナーが開催されました。

2019年11月9日午後東京都板橋区一笑苑内で笹川同学会日本支部2019年度第2回健康講座・健康相談会が開催されました。

2019年10月20日午後1時より国際医療福祉大学東京赤坂キャンパスにて笹川医学奨学金同学会日本支部学術シンポジウムが盛大に開催されました。

2019年7月7日所沢市中央公民館で開催された笹川同学会日本支部2019年度第1回健康講座・健康相談会のニュースは2019年7月31日の毎日新聞埼玉県版朝刊に掲載されました。

2019年7月7日午後所沢市中央公民館で笹川同学会日本支部2019年度第1回健康講座・健康相談会が開催されました。

2019年4月11日午後東京で、日中笹川医学奨学金制度第41期研究者(学位取得コース)の歓迎式典・歓迎夕食会が開催されました。

2019年3月10日午後東京で笹川同学会日本支部2018年度総会・学術セミナーが開催されました。

2019年2月9日午後兵庫県明石市内で第3回目の健康講座・健康相談会が開催されました。

2018年12月8日午後横浜市内で第2回目の健康講座・健康相談会が開催されました。

2018年9月30日午後1時より東京学士会館にて笹川同学会日本支部第1回全国記念学術総会が盛大に開催されました。

2018年9月27日午後趙松吉笹川同学会日本支部会長は、日本財団笹川陽平会長、日本財団尾形武寿理事長への表敬挨拶を行いました。

2018年9月8日午後東京都内で第1回目の健康講座・健康相談会が開催されました。

2018年6月1日夜東京で袁世華笹川同学会日本支部名誉会長のご就任祝賀会が開催されました。

2018年4月5日、日中笹川医学奨学金制度第五次制度第40期(学位取得コース)研究者歓迎式典が開催されました。

2018年3月10日午後東京で笹川同学会日本支部2017年度総会・学術セミナーが開催されました。

2017年10月12日ー14日福島県立医科大学で日中笹川奨学金制度第29回研究者セミナーが開催されました。

2016年10月14日東京で日中笹川医学奨学金制度30周年記念式典が開催されました。

          ≪2019年度第2回健康講座・健康相談会開催

 2019年度第2回健康講座・健康相談会が119日(土)午後1時半より東京都板橋区一笑苑内で開催されました。笹川同学会日本支部では袁世華名誉会長をはじめ11名と中国残留孤児帰国者・スタッフ38名が参加しました。最初に中国残留孤児帰国者側の責任者である三上様より笹川同学会日本支部の本ボランティア活動に対する歓迎・感謝の言葉を述べ、本健康講座・健康相談会を開始しました。高衛華副事務局長より司会を務め、金京子先生より笹川同学会日本支部を代表して、挨拶とともに笹川奨学金制度及び笹川同学会日本支部の役員メンバーについて紹介し、中国残留孤児帰国者らが日常生活にかかっている悩み・不安、また健康面での不安や悩みの解決に少しでも役に立てるため、笹川同学会日本支部の重要な活動の一つとして、定期的に有益な健康講座・健康相談会等を行うこと、また今後も引き続き行うことについて紹介・意思表明を行いました。次に、笹川同学会日本支部の唐春花先生より「脳卒中は我々とどれぐらい遠いの」というデーマで健康講座の講演を行いました。皆さんが身近に感じている体の不具合のサイン、例えば顔のゆがみ、両腕伸ばした時の高さの違い、呂律が回らないなど、このような症状が急に出始めた場合は、脳卒中の可能性が非常に高いので、いち早く病院での検査治療が必要と、そして脳卒中の原因から症状、治療現状や予防について、とても分かりやすく解説を行いました。最後に予防策として参加者全員が一緒に手、手首、足首の簡単な体操をしながら、健康講座の講演が終わりました。袁世華名誉会長より漢方医学の観点から補足説明を行い、参加者ら皆さんは興味深くその講演を聞き、その反響はとてもよかったです。

健康講座の講演が終了後、神経内科、漢方、眼科、歯科、薬物使用等5相談チームに分け、健康相談を行い、参加者及び家族の健康面での病気、症状、日常生活面での不安や悩みを聞きながら、有益なアドバイス・助言を行いました。最後に参加者全員の集合記念写真を撮ることで本健康講座・健康相談会は円満に閉会されました

 

今回も、すべての対象者にアンケート用紙を配布し、健康講座健康相談会に対する参加者からの生の声を聴ける貴重な情報を得ることができました。38名の参加者にアンケート配布し、回収した結果から以下のようなことが分かりました。今回の参加者の中、7090歳の高齢者は8割近く示しており、日本語が不自由な方は8割を超えていました。参加者全員からかなり満足・満足の回答を得ました。本アンケートは、今後の健康講座健康相談会にとって貴重な参考資料となり、次回の開催がとても期待されます。

 

                      笹川同学会日本支部事務局

                           2019年11月吉日

≪笹川同学会日本分会2019年度第2次健康讲座・健康相咨询会≫

                                   纪实报告

2019119日(周六)下午在位于東京都板桥区清水町的一家老人日间照护设施一笑苑板桥举办了2019年度笹川同学会日本分会第2次健康講座和健康咨询会。这项活动已经举办了多次,目的在于帮助回到日本的日本人中国残留孤儿解决他们日常生活与健康有关的问题。这些日本人中国残留孤儿如今大多数都超过70岁,平均年龄为76岁,而且大部分人因日语不好,个人和家人都难以获得足够的医疗服务。笹川同学会日本分会参加人员都是各方面医学专家,并且可以用中文交流,因此可以轻松地给这些耄耋之年的日本人中国残留孤儿进行医学咨询服务。

次活动由笹川同学会日本分会前会长名誉会长中医专家袁世华老师(第2期)和副事务局长高卫华老师(第22期)带队,共有11名笹川同学会日本分会成员等前往参加,还有40名老人和7名一笑苑的工作人员共同参加了这次健康讲座和健康咨询活动。

健康讲座和健康咨询活动在司会高卫华老师的主持下,拉开了帷幕。首先由笹川同学会日本分会理事 来自东京医科大学附属医院临床研修中心的金京子(第19期)老师介绍了笹川医学奖学金制度及其悠久的历史,并一一介绍了来参加此次活动的笹川同学会日本分会的成员。

 

                      专题讲座

随后,笹川同学会日本分会(第40期)研究者来自庆应义塾大学医学部神经内科的唐春花老师,做了专题为“中风,离我们有多远?”的健康讲座。唐老师演讲的内容与老年人的生活息息相关,从病因到预防,从原理到实践,从讲授到互动,整个講座浅显易懂生动有趣,不时响起热烈掌声和欢笑声,而且还教老人们做预防中风的保健操。老人们非常感兴趣地听了唐老师讲课,有的还很认真地做了笔记,反响非常好。

唐老师的健康讲座结束后,袁世华老师又从中医的角度进行补充,向老人们讲解了通过日常饮食给大家讲解如何预防中风。中医学博大精深,从医40余年的袁老师,把中医防病治病的理论用简单的语言讲解出来,许多老人听后显得意犹未尽。

 

健康咨询

专题讲座结束后,进行了健康咨询活动。来自不同专业的医生,包括神经内科、内科、眼科、口腔、药学通过一对一的咨询,为老人们解答在生活中遇到的健康问题,并提供专业的建议。现场互动频繁,气氛十分热烈。

 

深入交流

    我作为口腔方面的医生,已经临床工作近五年了,始终致力于口腔健康方面的宣传。老年人的口腔健康问题,也是很重要的一方面,我用所学的知识帮助几位老人解决了他们的疑惑。这些老人们真的非常热情善良,在咨询完健康问题后,还与我聊起了家常,敞开心扉,讲起这辈子的经历,让我了解到他们的故事。在与老人们的交流中,感受到得到别人的理解是一件幸福快乐的事,被别人信任就能更能体现一个人的价值。

 

 

一下午的健康讲座和咨询活动让这个不大的老人日间照护设施的房间里充满了爱与欢乐。衷心地希望在这里的每一位老人,都像屋里标语上写的一样“健康长寿”,安度晚年。

作为笹川同学会日本分会的重要活动之一,我们将继续不定期地举办多种有益健康的讲座和咨询活动等,将我们通过日中笹川医学奖学金制度所获得的收益回报给日本人民和社会,为以促进中日两国民间的交流,为中日友好做贡献。

                                                                                                                                 作者:孟雪,修改:高卫华

                                                                                                                                   20191116·日

祝笹川医学奨学金同学会日本支部学術シンポジウムが円満成功に開催!

笹川医学奨学金同学会(笹川生同学会)日本支部が主催し、笹川生同学会本部と日中医学協会の共催で、20191020日に学校法人国際医療福祉大学国際医療福祉大学赤坂キャンパスにて、笹川医学奨学金同学会日本支部学術シンポジウムを開催いたしました。

本シンポジウムは昨年盛大に開催された笹川同学会日本支部第1回全国記念学術総会に続き、笹川同学会日本支部が発足以来はじめての日中間学術大会となります。昨年同様ちょうど強い勢力の台風19号が日本列島を直撃し長野県等遠方の笹川生は来場できなかったものの、大勢の方にご参加いただきまして、今回も盛大な記念すべき大会となりました。

我々が日中笹川医学奨学金制度から受けた恩恵を日本と中国の医学の発展のため、看護・介護・医療の分野で有益な活動を通じて日中両国の国民や社会に還元することを目的として、テーマを「日中看護・介護・医療シンポジウム」といたしました。

本シンポジウムには、来賓として日本財団より吉倉和宏常務理事にご参加いただき、日中医学協会から安達勇副会長、本田伸吾事務局長、岡田光子次長、寄兼良輔事務局長補佐、笹川生同学会中国本部から趙群理事長、李忠金秘書長、許順副会長兼副秘書長が出席されました。日本支部会員及び第4041期生並び関係者ら58名(参加予定人数66名だった)もの参加を得て、盛大に円満に開催できましたことに、深く感謝を申し上げます。

本シンポジウムは、趙松吉日本支部会長の開会の挨拶で幕を開けました。趙群本部理事長のご挨拶に続いて、吉倉和宏日本財団常務理事からご祝辞をいただきました。次いで、7名(8名予定だった)の日本と中国の看護・介護・医療現場に携わっている看護師・医師から貴重な講演をいただき、大変有意義な記念すべき学術シンポジウムとなりました。

昨年度の第1回全国記念学術総会と同様に笹川同学会日本支部の会員全員が出席し、相互の情報交換を通じて、皆が一丸となって、実質的な日中医学交流発展の架け橋の役割を果たすことを目指して、学術シンポジウムに続いて情報交換会を行いました。情報交換会では、日本と中国の医学・医療に関する様々な課題についての情報交換、相互の友好交流を行い、有益な成果を得ることができ、今後の笹川生同学会のさらなる発展に大きく貢献することができました。

 

本総会の開催にあたり、日本財団並びに企業11社より多大なご支援をいただきました。この場をお借りして、あらためて衷心より御礼申し上げます。

本学術シンポジウムの実際の様子を写真でまとめましたので、ぜひ最後までご覧ください。

               2019年10月吉日(笹川同学会日本支部)

  《笹川医学奨学金同学会日本支部学術シンポジウムプログラム

    《笹川医学奨学金同学会日本支部学術シンポジウムの実際の様子

≪2019年笹川医学奖学金同学会日本分会学术研讨会≫

         纪实报告

 金秋飒爽十月,中日学者欢聚一堂,共话医疗健康未来,促进深入交流合作。海内存知己天涯若比邻,尽管时空穿梭长途劳顿, 但是共同的经历让我们老中青笹川医学奖学金研究学者相见分外亲切, 产生和谐的共鸣。

 

    20191020, 笹川医学奖学金同学会(笹川同学会)日本分会学术研讨会在东京隆重举行。会议由笹川同学会日本分会发起并主办, 由笹川同学会总会以及公益财团法人日中医学协会支持协办,笹川同学会赵群(第10期)理事长、李忠金(第12期)秘书长、许顺(第15期)副理事长兼副秘书长、日中医学协会安达勇副会长等、以及笹川同学会日本分会56名同学共约60余人参会。

 

日中笹川医学奖学金制度是日中交流的重要窗口, 至今已进行了第5期制度阶段, 33年来共培养了2300多名医药卫生行业的骨干和精英, 并在国际交流合作中发挥着积极和重要的作用。我们年轻一代笹川医学奖学金制度研究学者要牢记日中两国前辈的教诲,继续在医药卫生各个行业上推动务实的合作与交流,提升两国人民的福祉。(此处可以参考日中医学协会官网:https://www.jpcnma.or.jp/zh/

 

   本次会议在国际医疗福祉大学东京赤坂校区举行。会议筹办期间, 在赵松吉会长的带领下, 新老笹川研究学者精诚合作, 筹备工作细致周到,多次就会议内容和程序进行详细议论和安排,精心举办打造这次学术盛会,务实促进了日中医学交流。

  会议计划在下午13点准时开始。但是从中国和日本各地赶来参会的同道就早早到会,济济一堂,热烈交流,久违的老朋友相拥问候,激动之情溢于言表。

 

   大会由笹川同学会日本分会王少丽(第15期)副会长主持,13点整,大会准时开幕。笹川同学会日本分会赵松吉(第19期)会长宣布大会开幕并致开幕辞,笹川同学会赵群(第10期)理事长和日本财团吉倉和宏常务理事分别致祝辞。他们从不同的角度回顾了笹川医学奖学金制度的背景和历史,并展望未来,一致认为日中务实交流合作必将迎来新时代。致辞结束之后,全体参会者一起合影留念。

 

合影之后,大会进行了主题为日中护理、照护和医疗学术研讨会。本次学术研讨会由两个部分组成,第一部分是护理,照护部分;第二部分是医疗部分。

 

在第一部分中来自四川大学华西医院、华西护理学院的胡秀英(第18期)教授和京都光华女子大学健康科学部护理专业教授吴小玉(第21期)共同主持了护理、照护方面的学术交流。来自东道主—国际医疗福祉大学护理专业的谢海棠(第21期)副教授首先带来了题为《关于日本超高龄社会的临终关怀的实践》的精彩演讲,随后是主持人胡秀英教授的《中国的照护保险制度与医养相结合的照护模型》,最后一个是吴小玉教授的《有关中日两国高龄者日常生活的自立性与照护者健康管理观念的不同点》

 

   作者评论:最近不论是哪个会议,还是在东京的聚会,老龄化问题都是热门问题,这是一个日本当前面临的、也是未来中国已经开始面临的严峻问题。我们建国70年,取得了令人瞩目的成绩,正处于老龄化上升阶段。目前已退休的人会过的非常好,而随着老龄化的日趋严重,养老金面临的缺口也会越来越大,而当老龄和超高龄的人越来越多,将会出现养老和护理,特别是照护的严峻问题。如何解决这个问题,将是对中日两国学者和政府的智慧的考验。面对这个老龄少子的社会状态,我觉得我们必须居安思危,在这方面付出自己的努力。君不见不少日本的老人70岁以上还在工作,而还有80岁在岗的老人也不少。对于中日两国,现在的年青人将来承担的压力都会非常的巨大。希望通过我们共同努力未来老龄化问题能够平稳解决。

 

    第二个部分集中在医疗方面,有四个演讲者,演讲的题目分别是:来自兵库医科大学泌尿外科的吴秀贤(第19期)讲师的《前列腺癌的最新治疗进展》;中国人民解放军总医院第四医学中心脑神经外科张志文(第16期)教授的《中国脑血管外科的发展以及本中心的临床实践》;辽宁省政协常务委员、前中国医科大学校长赵群教授的《中国医疗保险制度的现状》;日中医学协会副会长兼理事、静冈县癌症中心安达勇教授的《从癌症治疗50年经历中学到的缓和治疗服务》。

 

这一部分由中国医科大学附属第一医院的胸外科许顺教授和福岛县立医科大学先端临床研究中心的赵松吉(会长)教授共同担任主持人。

 

大会精彩纷呈,高潮迭起。大家就关心的问题,深入交换了意见,并达成初步的共识。

 

作者评论:这部分内容主要集中在癌症的治疗和研究上,从历史到未来,以及外科和内科,缓和医疗服务的兴起等,让我们感觉到了医学治疗的科学与艺术。话说,医学是科学,诊疗是艺术,有机地结合起来,可以更好让患者获益。

        

       大会最后在热烈的掌声中,许顺教授总结了今天的演讲,并致闭幕辞。

 

今天离1022日日本德仁天皇的即位仪式还有两天,日本已于今年5月进入令和年代,国家副主席王岐山也将出席继位仪式,这是世界性的新闻。日本原计划要举行庆祝游行活动,但是由于前不久扫荡日本的超强台风“海贝思”造成了严重的灾害而取消。目前“海贝思”已导致日本70余人遇难, 据说死亡人数最终可能会增加到百人以上。我们的会议也在一开始,对台风“海贝思”遇难者表示慰问和哀悼,祈盼风调雨顺,平稳安和,祈愿世界和平。

 

整个下午紧张而充实的学术研讨会结束之后,天色渐晚,大家意犹未尽,并开始进行第三部分的活动情报交流会,畅谈未来。

 

交流会开始,笹川同学会日本分会会长,笹川同学会理事长等前辈致辞,日中医学协会副会长致干杯祝词。

 

   大家酒酣耳热,在欢声笑语中,活跃在中日两国的新老笹川医学奖学金研究学者以及日中医学协会的几位老师一起对具体的医疗和科研,进行了热烈的沟通和交流,建立和增进了友谊,也为未来合作创造了机会和达成共识。相聚总是短暂的,时间一晃而过,夜色朦胧中,本次学术研讨会圆满结束,大家彼此祝福,互道珍重,期待下次再聚。

 

   投稿者:首都医科大学附属北京中医医院/北京市中医研究所

        笹川医学奖学金制度第41期研究学者 京都大学共同研究者副主任医师  李博

              修改/审核:笹川同学会日本分会 高卫华、赵松吉

                                                                                        2019年10月

 ≪2019年度第1回健康講座・健康相談会:毎日新聞埼玉県版朝刊に掲載

           ≪2019年度第1回健康講座・健康相談会開催

201977日(日)午後130分より、埼玉県所沢市中央公民館で恒拓介護経営者連合会との共催で地区残留孤児帰国者とその家族を対象とした笹川同学会日本支部2019年度第1回健康講座・健康相談会を開催されました。笹川同学会日本支部から7名、関東地区残留孤児帰国者とその家族、関係者を含め29名、計36名が参加しました。

最初に中国帰国者総合ネットワークの福間典一理事長より笹川同学会日本支部の本ボランティア活動に対する歓迎・感謝の言葉を頂戴しました。健康講座・健康相談会開始の冒頭で笹川同学会日本支部の李亜範副会長より開会の挨拶と本活動の趣旨、日中医学協会、笹川医学奨学金制度及び笹川同学会日本支部の活動について、また今回笹川同学会日本支部からの参加メンバーを紹介しました。

健康講座として、笹川同学会日本支部医師部門担当の劉瑞芹先生より「漢方医学でいう瘀血症の診断と治療法」というテーマで講演を行いました。参加者の皆様がとても興味津々に劉先生の講義の内容を聞いていました。日常生活の中で瘀血こそ万病のもとで、それに関連する老人性疾患、瘀血の原因、瘀血の自己診断法、常用活血化瘀薬、保険適用処方薬、保険不適用薬、瘀血を予防するための食事管理などについてとても分かりやすく、理解しやすい中国語で講義を行いました。講演に続き会場からの質問応答時間を設けており、多くの参加者から質問を受け、劉先生は丁寧に説明・回答しました。

 講演後の健康相談会においては、悩み・健康面の相談のコーナーを別々に設け、個別の健康相談を行い、参加者及び家族の健康面での病気、症状、日常生活面での不安や悩み、病院への診療、介護保険制度、医療保険制度などの相談を受け、一人一人の話を傾聴しながら、その気持ちを共感することができ、有益なアドバイス・助言を行いました。とても穏やかな雰囲気の中で開催することができました。

今回は、すべての対象者にアンケート用紙を配布し、健康講座健康相談会に対する参加者からの生の声を聴ける貴重な情報を得ることができました。19名の対象者にアンケート配布し、回収した結果から以下のことがわかりました。今回の参加者の中、70歳以上の高齢者と日本語が不自由な方は各々半分ずつを占めておりました。参加者全員から満足の回答を得ることができました。講演内容がとてもよかった、分かりやすかった、継続してほしいという声がアンケートから伺っております。またほとんどの参加者から今後は高齢者の健康・介護に関することや生活病の予防等に関することについて、項目別に講義してほしいとの要望がありました。今後の健康講座健康相談会にとても貴重な参考資料となり、次回の開催がとても期待されています。最後に参加者全員の集合記念写真を撮って本健康講座・健康相談会は円満に終了いました。

                                 20197月吉日(笹川同学会日本支部事務局)

  《日中笹川奨学金制度第41期研究者(学位取得コース)の歓迎式典・歓迎夕食会開催

 2019年4月11日(木)午後東京で日中笹川奨学金制度第41期研究生(学位取得コース)の歓迎式典・歓迎夕食会が開催されました。笹川同学会本部からは趙群理事長、李忠金秘書長と許順副理事長兼副秘書長3名、日本支部からは趙松吉会長、蔡偉華事務局長、池田マリア副事務局長、何仲涛監事と劉陽会員5名が出席しました。

 日中医学協会山田陽城評議員が歓迎式典の司会を行いました。歓迎式典の第Ⅰ部では、第41期研究者認定式が行われました。日中医学協会小川英興理事長と笹川同学会趙群理事長からのご挨拶後、日中医学協会髙久史麿会長より10名の研究者へ認定書を授与しました。認定書の授与後に中華人民共和国駐日本国大使館阮湘平公使参事官、日本財団尾形武寿理事長並びに笹川保健財団紀伊國献三最高顧問より祝辞がございました。その後第41期研究者一人一人が決意表明を行いました。歓迎式典の第Ⅱ部では、第40期研究者中間評価及び決意表明を行いました。日中医学協会新井一理事より第40期研究者中間評価の結果を発表し、全員が合格して、次年度1年間の継続が認められました。その後第40期研究者一人一人が決意を表明しました。

 歓迎式典が終了した後、歓迎夕食会が開催されました。歓迎夕食会の司会は日中医学協会寄兼良輔事務局長補佐が行いました。歓迎夕食会の冒頭に日中医学協会日比紀文業務執行理事より祝辞を行い、その後、笹川同学会日本支部趙松吉会長が乾杯の挨拶を行いました。挨拶の冒頭で、趙会長は笹川同学会日本支部を代表して、第41期研究者の来日を熱烈に歓迎し、心より祝賀する意を表しました。趙会長は歓迎式典当日の朝に降った雪が福島医大の構内に咲いた桜の花に被って、その美しい景色がまさに新しい元号・令和を象徴しているとユーモアを混ぜながら、第41期研究者はちょうど日本の新しい元号が始まる時期に来日して、新しい元号とともに自分達の新しい研究生活の第一歩を踏み出すことになり、この貴重な機会を大事にして、研究に取り組みますよう励ましの言葉をあげました。また長くも短くもないこの2年間で日本の最先端医療技術と優れた研究方法を学ぶと同時にぜひ日本文化、日本社会の素晴らしい部分を学ぶよう助言を述べました。引き続き、笹川同学会日本支部には65名ものOBがいますので、何か困った時、悩みやストレスがあった時、いつでも日本支部の先輩達に相談するようアドバイスしました。最後に昨年9月30日強い台風24号が日本関東地域を直撃する最中に円満に開催された笹川同学会日本支部第1回全国記念学術総会に引き続き、今年10月20日(日)にも大きな学術集会・「日中看護・介護・医療シンポジウム(仮称)」を東京で開催することを案内し、第41期、40期研究者も多く出席するよう呼びかけました。乾杯の発声により第41期、40期研究者を取り囲んだ、穏やかな雰囲気の中で懇談が始まりました。その後、懇談は夜遅くまで続き、夜8時に円満に終了しました。第40、41期研究者におきまして、多くの研究成果を上げて、全員が日本での博士号を取得できることを期待します。

                                    2019年4月吉日(笹川同学会日本支部事務局)

   笹川同学会日本支部2018年度総会・学術セミナー開催

 2019310日(日)午後東京で笹川同学会日本支部2018年度総会・学術セミナーが開催されました。日本支部会員、40期生、日中医学協会並びに関係者29名が出席しました。特に本総会・学術セミナーには日中医学協会から安達勇副会長、本田伸事務局長、寄兼良輔事務局補佐と岡田光子事務局次長4名がご出席なさいました。

 第1部の総会では趙会長より日本支部2018年度に行った活動について、報告しました。2018年度の活動の中、特に日本支部の新体制下で在日の笹川同学会OB全員が出席できる第1回全国記念学術総会を成功に開催したこと、また中国残留邦人のための健康講座・健康相談会も3回行い、参加者・関係者から高い評価を受けたことについて、当日の写真を用いてリアルに説明しました。続いて、日本支部2018年度事業費の収支について、報告し、承認を得ました。その中、第1回全国記念学術総会を開催するために企業14社より多大なご支援を頂戴したことについて、説明し、感謝の意を表しました。最後に2019年度の活動計画と事業予算案について、説明し承認を得ました。2019年度の活動計画の中、「日中看護・介護医療シンポジウム(仮)」を開催することを決め、またこのシンポジウムを開催するために不足の資金については、寄付金で補充する方針を決めました。

 第2部の学術セミナーでは、第24期生張暁春先生は「在日外国人看護師の異文化適応」について、第21期生単少傑先生は「レスベラトロール含有ブドウ抽出の長期投与による老化促進マウス(SAMP10)に対する老化遅延作用」について、および第21期生李天成先生は「人獣共通感染症としてのE型肝炎ウイルス」について、素晴らしい講演をしました。参加者から高い評価を受けました。

 第3部の会長招待講演では、名古屋外国語大学非常勤講師李香善先生は「言語表現に見られる民族性の違い」のタイトルで素晴らしいご講演を行い、会場を盛り上げました。

最後に日中医学協会副会長安達勇先生よりご祝辞をいただき、日本支部の2018年度活動について、高い評価を頂戴し、また2019年度の活動について大きく期待されました。

 第4部では、情報交換会を行い、出席者間の友好交流を深め、2019年度にも有益な活動・交流を続けることで笹川同学会日本支部2018年度総会・学術セミナーの幕を閉じました。

 

                                    20193月吉日(笹川同学会日本支部事務局)

       2018年度第3回目の健康講座・健康相談会開催

201929日(土)、午後2時より兵庫県明石市生涯学習センターの704会議室で、中国残留孤児支援会(兵庫の会)との共催、兵庫県明石市福祉事務所の協力を得て、関西地区残留孤児帰国者とその家族を対象とした笹川同学会日本支部2018年度第3回健康講座・健康相談会を開催しました。笹川同学会日本支部から7名、関西地区残留孤児帰国者とその家族、関係者ら52名、計59名が参加されました。

健康講座・健康相談会を開始するにあたり、最初に中国残留孤児支援会(兵庫の会)の水野浩重事務局長より笹川同学会日本支部の本ボランティア活動に対する歓迎・感謝の言葉をいただき、本健康講座・健康相談会を開始しました。今回は関東横浜地区の第1回目(201898日)と第2回目(2018128日)に続く笹川同学会日本支部2018年度の第3回目の関西地区健康講座健康相談会となり、冒頭で笹川同学会日本支部の趙松吉会長より開会の挨拶とともに、本会開催の趣旨及び日中医学協会の活動、笹川医学奨学金制度及び笹川同学会日本支部の活動とメンバーについて紹介しました。

健康講座として、笹川同学会日本支部名誉会長袁世華先生より「血の流れをよくして万病を消す」というテーマで講演を行いました。いつもと同じように、参加者の皆様がとても興味津々に袁先生の講義の内容を聞いていました。日常生活の中で瘀血こそ万病のもとで、それに関連する老人性疾患、瘀血の原因、瘀血の自己診断法、常用活血化瘀薬、保険適用処方薬、保険不適用薬、瘀血を予防するための食事管理などについてとても分かりやすく、理解しやすい中国語の言葉で講義を行いました。講演に続き会場からの質問応答時間を設けており、多くの参加者から質問を受け、袁先生は丁寧に説明・回答しました。講演内容がとてもよかった、分かりやすかった、継続してほしいと参加者から高く評価されました。

 健康講座後の健康相談会では、血圧測定、悩み・健康面の相談のコーナーを別々に設け、個別の健康相談会を行い、参加者及び家族の健康面での病気、症状、日常生活面での不安や悩み、病院への診療、介護保険制度、医療保険制度などの相談を受け、一人一人の話を傾聴しながら、その気持ちを共感することができ、有益なアドバイス・助言を行い、とても穏やかな雰囲気の中で開催することができました。

今回は、すべての対象者にアンケート用紙を配布し、健康講座健康相談会に対する参加者からの生の声を聴ける貴重な情報を得ることができました。52名の対象者にアンケート配布し、回収した結果から以下のようなことをまとめました。①対象者の殆どが高齢者で、女性が男性より多かった。②来日20年以上の対象者が5割以上で、日本語が不自由なほうが8割以上を占めた。その中、中国語、日本語の文字がうまく書けない人もいるという現状。③講演会の内容についてとても満足だった、時間の長さも良かった、今後も継続してほしい。④現在の健康状態について、「健康ではなく、多疾患を持つ人が」7割以上。⑤8割以上の人が近所の人との付き合いが少ない状況で、特に隣人との付き合いがない対象者が多かった。⑥身体的ことで病院への受診・相談に行かれない対象者が4割以上を占め、理由としては言葉の不便さ、自分の苦痛が医療者に伝えない、医療者に対する不信感、通訳してくれる人がいなかったなどが挙げられた。今回、対象者の生の声を聴ける貴重な情報から得られた結果を今後の活動に活かせたい。

最後にこの場をお借りして、本健康講座・健康相談会の企画に尽力した笹川同学会日本支部呉小玉副会長をはじめの皆さん、中国残留孤児支援会(兵庫の会)水野浩重事務局長をはじめの皆さん、兵庫県明石市福祉事務所の皆さん、ご講演を頂戴した笹川同学会日本支部袁世華名誉会長、参加者全員ならびにご支援・ご支持をいただいた機関・関係者に心よりご感謝を申し上げます。

                                 

                                                                        20192月吉日笹川同学会日本支部事務局)